- エアコンから水漏れするせいで冷房を点けれない
- 自分でできることがあるなら対処したい

自分で対処できるものと、業者に頼むものがありますので
確認して対処していきましょう。
水漏れの場所

エアコンの水漏れといっても、漏れている場所によって原因が変わってきます。
- エアコンの吹き出し口(全体的に)
- エアコンの吹き出し口(右端か左端か)
- エアコンと壁の隙間
- エアコンから出ている配管部分
今どこから水漏れしているのか確認してみてください。
エアコンの吹き出し口(全体的に)
主な原因は4つあります
- ドレンホースの詰まり
- ドレンパンの詰まり
- 逆止弁の詰まり
- 室内機のおじぎ
ドレンホースの詰まり
右も左も真ん中も、全体的に流れる場合、大体がドレンホースの詰まりが原因となります。

ドレンホースの中に砂やごみ、エアコン室内機から流れてきた埃などが途中で詰まってしまい水が流れなくなりドレンパンからあふれて水漏れとなります。

通常、冷房で結露した水がアルミフィンを伝ってドレンパンに流れます
ドレンパンから左右どちらかの穴を通ってドレンホースへ流れます
ドレンホース詰まりの対処方法
ドレンホースの中の詰まりの原因を吸って水が流れるようにします。
おススメは「サクションポンプ」を使ったやり方です。



サクションポンプをドレンホースに挿します
本体を持ち、取っ手を引きます。
この時、空気入れのように取っ手を戻さないで下さい。室内側から水が溢れる可能性があります。
一回引いたらドレンホースから離します、ごみと水が流れてきますので、流しきって下さい。
流れないようなら、取っ手を押し戻してもう一度挿して引きます。
一回目で何の引っ掛かりもなく、空気が抜けるようならドレンホースの詰まりではないかもしれません、一応ドレンホースが劣化して途中に穴が開いていないかを確認してください。

サクションポンプの代わりに掃除機で代用できます。
ドレンホースと掃除機に隙間ができないようにタオルなどをつけて吸って下さい。
掃除機に水が入らないように注意。
ドレンパンの詰まり
ドレンパンに埃やごみ、汚れが溜まり、水と一緒に流れる際に穴を塞いでしまうことが原因です。
基本的にはドレンホースの詰まりと同じようにサクションポンプで解決することがあります。
ただ、ドレンパンの汚れの場合、今原因を取り除いたとしてもまた水と一緒に流れて穴を塞いでしまう可能性があります。
この場合はエアコン洗浄を業者に頼むといいでしょう、自分でやってしまうとよけいに詰まらせることがありますので注意です。
逆止弁の詰まり
気密性の高いマンションなどのドレンホースに取り付けてあるのが逆止弁です。

これはドレンホースとドレンホースの間につけることで消音と防虫効果を発揮するものです。
ドレンホースから流れてくる水は流れて、ドレンホースを逆流する外気とドレンホースから侵入する虫を防ぎます。
この逆止弁も埃などで詰まってしまうことがあります。そうなるとドレンホースの詰まりと同じくごみを取り除いてやる必要があります。
逆止弁があるとサクションポンプで吸ったごみなどが逆止弁で詰まってしまうので、逆止弁も掃除しましょう。
横の爪を外側に片側づつひっぱることで分解できます。

外にスリムダクト(化粧カバー)がついている場合、カバーの中に逆止弁をつけている事があります。
気密性が高い家で、エアコンからコポコポ音が鳴る場合は逆止弁をつけることで直る可能性があります。

室内機のおじぎ
何らかの原因で室内機の上側が外れて傾いてしまうことで、ドレンパンの穴に流れずにドレンパンから溢れてしまいます。

こうなった場合はすぐに管理会社やエアコン業者に連絡しましょう。
最悪室内機が落ちてきます。
たまにエアコンに物干し竿をかけたり、ハンガーをそのままひっかけたりしている方を見かけますが、室内機が傾く原因にもなりますのでやめましょう。
エアコンの吹き出し口(右端か左端か)

原因はエアコンが右か左に傾いていることです。
イラストのようにわかりやすく傾いていたらわかるのですが、実際見ても言われたら傾いているかも?というぐらいです。
傾いていることに加え、ドレンホースの詰まりなどで水が流れるより先に溢れてきてしまうわけです。
では少し傾いているのが全部駄目なのかというとそうでもありません。
ドレンホースが右から外に出ていて、エアコンの左側が上がっているなら、水の流れがよくなるので逆にいいことですよね。
良くないのはドレンホースが右から外に出ているのにエアコンの右側が上がっている等のうまく流れなくなっている場合です。
対処方法
まず全体的に水漏れしているときと同じように、ドレンホースなどの詰まりを解消しましょう。
これで流れてくれれば一時的には安心ですが根本的には解決していないので、エアコンの業者に連絡しましょう。
詰まっていないのに溢れてくるのなら、エアコンの業者に連絡しましょう。
エアコンが水平、もしくは流れを促す傾きになっていない場合はエアコンをひっかけている背板をつけなおす必要があります。
エアコンを落としたりする危険性がありますので、業者にお任せしたほうが無難です。
エアコンと壁の隙間

室内機と壁の隙間から水漏れする場合
- エアコンの配管の結露水が落ちてきている
- ドレンホースの結露水が落ちてきている
- ドレンホースが外れかけたりして水漏れている
結露した水が落ちてきている場合は断熱処理不足、もしくは経年劣化で断熱が縮んで配管が露出してしまうことが原因です。
ドレンホースが外れかけたりしているのは施工不良かもしれません。
対処方法
これもエアコンを浮かせて断熱処理をしなおしたりするので、業者に任せましょう。
エアコンから出ている配管部分から水漏れ

配管から水漏れしている場合の原因はエアコンと壁の隙間からと同じになります。
- エアコンの配管の結露水が落ちてきている
- ドレンホースの結露水が落ちてきている
- ドレンホースが外れかけたりして水漏れている
結露した水が落ちてきている場合は断熱処理不足、もしくは経年劣化で断熱が縮んで配管が露出してしまうことが原因です。
ドレンホースが外れかけたりしているのは施工不良かもしれません。
対処方法
これもエアコンを浮かせて断熱処理をしなおしたりするので、業者に任せましょう。
まとめ
こうみると自分でできることは掃除だけにみえますが、一番多い原因です。
なおドレンホースなどが詰まる原因としてフィルターの掃除不足、エアコン洗浄不足がありますので、掃除はとても大切です。
エアコンを長く使うためにも偶の掃除を、ついでにサクションポンプも使ってドレンホースのチェックもしてみましょう。
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